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日の目をみる12

2011/05/02 Mon 11:31

旧太田家住宅に記録の編集作業は、保存された58本のビデオテープの中で行う。当たり前の話だが、20年前の事柄なので今更追撮は出来ない。全ての撮影作業では、基本的に追加撮影という考えはない。その地域を代表する山とか海の情景を季節に合わせて天候を鑑み、再撮影する事があっても、本編内容に関する事柄は全て済んでしまった事なので、再撮影は不可能という事である。
 なのだが、ビデオテープに写っている事柄しか知らない構成編集を受け持つ私は若干の不安もある。撮影された映像を観るとは、客観的視点で、撮影者諸氏の主観的視点とは若干ずれる。客観的に眺めた方が事実の認識が深くなる部分が多々ある。つまり、足りない部分に気付いても如何ともしがたいのです。
 今回の試写で気付いた多いに足りない部分は、たった一つの事に起因していた。
 そもそも、この重要文化財の復旧修理工事の映像記録は予定が無かった。報告書が残されるだけの筈だった。
 しかし、中村棟梁は思った。今までは解体して日本民家園へ移築する行程は映像記録されているが、今回の様な再現も含めた復旧修理工事はなかなか記録出来ない仕事だと。大工の棟梁としても腕の見せ所という部分もあるのでしょう。そこで、中村古建築と民映研が予算を捻出し自主制作された訳です。つまり、この記録映像は公式記録ではありません。
 そこに生じる大きな問題。それは予算です。小さな会社が二つでやる事業ですから、撮影クルーが毎日復旧修理工事現場に張り付く事は出来ないのです。機材費人件費と様々な費用が必要になるからです。そこで中村棟梁とも良く検討し、川崎市の工事主任だった野呂瀬正男さんや県教委だった大野敏さんの助言をいただきながら、ピンポイントに撮影の日取りを計画したのだと思います。
 この事で、どこに問題が生じるかと言うと、大切であるから記録撮影を行おうと決めた作業の前段階やその後が撮影されずに抜けてしまう事が生じるのです。1から10の作業の内、4から7だけ撮影してある感じです。現場に立っていると1も2も見えていて、8、9、10も見ていると当たり前な感覚になり易く、撮影しない事があり得るのです。
1や2がなかったり、9や10がないと伝えにくい事もある訳ですが、今さらどうしようもないのも事実ですね。・・・つづく。
をはら筆
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