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日の目を見る1

2011/03/04 Fri 11:26

 事の始まり1
 文化財とは何でしょうか?広辞苑によると「文化活動の客観的所産として諸事象また諸事物で文化価値を有するもの」とあります。改めて意味を調べると随分幅が広いもんですね。時間の定義とかは、一般名詞的にはないのですね。法律にはあるのだと思います。簡単に云うと、昨日所産したものは文化財にはならない。新品はだめって事。新品を作り出す行為はよしって事。
 例えば、茅葺き民家の茅屋根は一生ものではない。吹き替え作業が必要ですね。桧や欅など材木と比べれば、茅材に恒久性などないに等しい。身近に大量にある材を利用し常に補修しながらの知恵は見事なものでもあるなと感じます。文化財と考えるならば茅を収集し管理し補修するその仕組みが文化財であり、「結い」などと呼ばれる互助システムこそ保存すべき文化財ですね。
 仮に千年の歴史がある建物だとしても、茅屋根は数十年ものですよ。千年のスパンで語れば次々新品となる一部分です。「古い」と言うキーワードだけでは、保存になんか値もしませんね。でも茅屋根だけそこにあるモノではないので、何かの一部として文化財として保存される。新品の茅屋根が文化財って訳じゃーない。

 文化財指定受けた茅屋根の建物が罹災した。建物は、調査によると17世紀から昭和40年代まで茨城県で現役だった農家。以後、神奈川県川崎市にある民家園に移築されていた。
 民家園に野外展示されると云う事は、建物にとって第二の人生の始まり。現役ではない。しかし、建物としての人生を終了した訳でもない。ビクともせずにしっかり建ち、雨風を防ぐと言う基本コンセプトは全く薄れていない。茅屋根の補修も博物館の展示物となったが故に安心できる。しかし、生活はない。建物の基本コンセプトのもう一つは生活。それは終焉を迎えた訳だ。もう釘ひとつ打てない。

 茨城に建っていようが、民家園に展示されていようが、木と草と紙と土で作られた家にとって火は禁忌である。その火に襲われた。より安全と思われる博物館で。野外展示のウイークポイントを狙われた。いやいや放火では有りません。柵を越えた広場で行われた花火遊びが原因でした。ロケット花火でしょうか、茅屋根に飛んで来ました。運良く見回りの警備員さんが一早く発見、消化活動を行いました。初動は文句なし。消火されました。と、思ったのですが・・・つづく
をはら筆
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