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三紐伐り顛末

2011/03/02 Wed 11:03

その12
三つ紐伐り保存会は総勢6名で当地にやって来た。社長もメンバーなので7名。明日一人合流して8名。
昭和一桁の大ベテランが2名、昭和10年代のベテランが1名、昭和20年代1名昭和30年代1名昭和40年代1名てな感じ。風貌を眺めての印象の話。と云うか正直な印象を申し上げれば、以外と平均年齢が高いな、この事でした。だって、ヨキ一本で目通り150cmの巨樹を倒すのですから、肉体と持続力と根性がかなり必要な作業かなーと安易に一番ベタな想像をしていたものですから。
三つ紐伐り保存会の面々も、その巨樹と初対面した。
彼らを持ってしてもこの樹の大きさには驚嘆した。
南木曾とは気候が違う。黒潮が行く太平洋の近くのこの地と木曽山脈とでは気温が違う。
この地へと向かう山道でも彼らは下草の植生の違いを楽しんでいた。見たこともない草が生えているらしい。桧や杉の成長にも違いが出る。同じ年月育った樹でも直径で4割近く細いらしい。浜松の桧が目通り150センチで樹齢200年、これが南木曾で育つと目通り90センチだとか。一年間に成長する率が低いのでなかなか太くなれない。そのため材木にした時には目の詰んだいい材と評価される。因みに目通りとは、人が立ったまま眺めた目の高さ辺りの直径を呼ぶらしい。「まだ、有ったんだー。この大きさも」
樹は山側に倒すのが基本。弧を描く時間が短い方が衝撃が少なくなる。倒れた時の衝撃で樹の芯に割れが入る心配があるらしい。
しかし現場の山側は植林された杉が詰んでいた。倒れるスペースがない。伐倒に当たっては、一本二本の木を伐採しなければならない場合もある。
倒れる時に当たるとこれも割れのリスクが生じる。木こりはプロフェッショナル。木と木の間、隙間を狙って倒す。樹の持つ重心、樹の傾き、樹冠辺りでの周辺木との枝だの接触具合。地面の傾き。様々検討しながら巨樹を倒すべき方向を検討して行く。
彼らは巨樹の根方で巨樹に背中を付けて、両腕をいっぱいに広げて幹を抱え、首を上げて梢を確認し、そのまま頭を下ろし倒すべき方向を見定める。この行為を全員が繰り返し行う。つづく
をはら筆
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