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三つ紐顛末

2011/02/17 Thu 15:20

その5
実際に社長さんと会いお話をすると、とても情熱的な方である事はよーく分かった。社長さん的には、滅多に行われない事なので取り敢えず撮っておきたいという考えもよーく分かった。
何を撮ればいいのか。不安は残りながらも「三つ紐伐り」の魅力には勝てず依頼を受けさせてもらった。ただし、状況が分からず「作品」とまとめられるかの保証はないですよとの条件付きで。とは言うものの、リスクを低減させるためにイメージトレーニングを行います。出来うる事は手を打っておく。その一つにカメラは二台以上用意しようという作戦があります。
民映研は今年創立35周年。35年前というと、昭和50年頃。その時代に動画(こんな表現もなかった時代です)つまり映画を撮影するのはフィルムカメラでした。まだビデオという物が発展途上だったんです。現在は各家庭からビデオデッキと呼ぶ家電が無くなりつつあります。DVDやブルーレイディスクへと変化している際中ですが、当時のビデオデッキは軽自動車ぐらいのマシーンでした。テレビスタジオに据え置きにされており、とてもポータブルな品物ではありません。当然ロケ現場へ引っ張り出せる様な代物ではなし。ですから、ニュースやドキュメンタリーも映像は全てフィルムカメラで撮影されていました。
フィルムは撮影したら現像しプリントしなければ見ることが出来ないとても不便な代物です。この行程に時間が掛かるのはもちろんですが、重大なのは、フィルムを買い、現像代を払い、プリント代も必要となる。一々金が掛かる。東映・大映・松竹・NHKなど大企業ならばともかく、ハリウッドならまだしも、弱小プロダクションの民映研に湯水の様な資金はない。そこで、一秒のフィルムをも大切に一台のカメラで民映研創立メンバーでありカメラマンの伊藤碩男が丹念に仕事をしていました。民映研にある100を超える映画作品は殆どがこのスタンスで撮影されています。フィルムカメラを使用する仕事では、複数台のカメラを使うなんてとっても贅沢な事だったのです。それでも後半の映画作品には複数のカメラが投入された事例もあります。しかしある過程撮る為に一台にあてがわれるフィルムは100フィートだけ。100フィートのフィルムで撮れる時間は約3分間。いやー緊張して撮影していた事を思い出します。
で、時代は進み今やフィルムで映画を撮る時代ではなくなった訳です。ビデオテープの時代を通り過ぎ、カードに書き込む時代へと移り変わりました。機材もヨドバシカメラで売っているもので、超高画質が担保される時代ともなりました。使い手の技量によって最終形は変化致しますが。
そんな時代なので、複数台のカメラを現場に投入するのはある意味当たり前。マルチカメラでの撮影設計が当然の時代とも言えるのです。ですから、三つ紐伐りの現場には二台以上のカメラを予定しました。これには、理由もあります。つづく   をはら筆
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民映研の日常
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