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三紐伐り顛末

2011/02/16 Wed 16:47

その4
三つ紐伐り予定日は2010年12月4日。南木曾からの電話はなかなか掛かってこなかった。
三つ紐伐りの件は、記憶の片隅に追いやられて日常の雑事に追われていた11月28日、二回目の電話が入った。
「12月1日に打ち合わせに伺います」と。
あらあら、本番三日前だ。何か不都合があっても対応が難しいタイミング。と言うか、撮影のイメージはノーアイデア状態。「木が倒れる」この事だけが分かっている。
民映研の作品には伐採シーンはいくつもある。ちょっと思い出してみると、
「チセアカラ われらいえをつくる」
「イヨマンテ 熊おくり」
「アイヌの丸木舟」
「奥会津の木地師」
「越後奥三面 山に生かされた日々」
「吐噶喇 七つの島々」
「シシリムカのほとりで」
「うつわ 食器の文化」
「陸奥室根の荒まつり」
「粥川風土記」などなど切りがない。(これらの作品は貸し出しや販売を行っているものもあるので、興味のある方はお問い合わせ下さいね。http://www31.ocn.ne.jp/~minneiken/films.htm)
伐採シーンはヨキを使っての事もあれば、チェーンソーもある。しかし、三つ紐伐りはない。見たことがない。話に聞いた事があるだけ。
そして12月2日。南木曾の人はやってきた。
南木曾で林業を営む社長さん。同時に三つ紐伐り保存会のメンバーでもあった。
今回倒す木は目通り直径150センチ樹高40メートルある巨木。用途の確定はされていないが、神社の鳥居に利用したいらしい。鳥居の柱部分は一本の木から取るのが慣例らしいが、40メートルあれば十分なのではないだろうか。
南木曾の社長は、滅多に行われない事なので是非記録したいと思い、知人に相談したら民映研を紹介されたと言う。
さて、数ある映像制作会社の中から民映研を選んで頂いたのは光栄の至りではあるが、さて民映研らしい視点でそれを撮影出来るのだろうか?この事である。
ご存じのように、民映研という映像制作会社はかなり特殊な団体です。見方によっては、かなり特異な視点を持ち記録作業に従事しています。(ご存じない方へ 大変申し訳ありませんが、何かの機会に是非民映研作品をごらん下さいませ。定期上映会もあります。ホームページを参照願います)
映像制作の「視点」の基本・基礎はディレクター監督の管理範疇なのですが、記録映像の常で実際の撮影現場では、監督の意志よりも早く撮影対象は変化し、監督の指示より早くカメラは回るのです。まあ、劇映画やPR映画を撮るのとは全く異なるスタンスなんです。現場に立ち会ったスタッフ全員がじわっと対象に近づいていくイメージでしょうか。
記録撮影は「予定は未定」である面があるのは否めませんが、到達点・完成形を漠然とした無形のまま進むのはリスキーな部分より大きくなってしまうので、ちょっと不安。つづく 
をはら筆  
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民映研の日常
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