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先にお知らせしておりました、新潟の2地域で行われた
「越後奥三面 ―山に生かされた日々―」の上映・講演会は、
おかげさまでたくさんの方に来場いただきました。

新潟市内では、定員400名のところほぼ満席。
阿賀野市笹神では、定員60名のところ80名以上参加。

DSCF6312.jpg
                        (掲載写真は全て 津谷亘さん撮影)

いずれの会場でも「第二部の上映を」という声をいただきました。
また上映後も展示資料としてお持ちした大型書籍『山に生かされた日々』も
何件かのお問い合わせや復刊希望の声が届いています。

今回は、当日上映に参加された方々のレポートをお届けします。
まず1件めのレポートは、
民映研のWEBサイトを制作してくださっている秋田県の津谷さんより。


午後1時30分、時間どおりに開会。
新潟「越後奥三面」を観る会代表小山さんのご挨拶があり、
その後上映がはじまりました。

「それではご覧ください!」

3,2,1……

カウントダウンの画面の後、機材トラブル発生の模様。
照明が落ちた会場は2分ほどの静寂。

「これもライブの醍醐味ですから」と
司会のかたのアドリブで会場の緊張がフッと解けました(笑)

今ではこの会場でもほとんどないという16ミリフィルムでの上映。
このくらいのトラブルは想定内ということか、間もなく再スタート。
結果として、このトラブルのおかげで会場の空気が和み
お客さんの緊張も和らいだように感じました。

EPSN0591.jpg

今回は長編フィルムの都合上、約50分のフィルムを3回に分けて上映。
これは程良い集中と休憩のメリハリが生まれ、特に休憩時間は映画の内容について
隣近所と語り合う有意義な時間になっていたようです。

集落行事の宴席のシーン、虫歯にならないためという子供のタバコのシーンでは
笑いが起こり、猟で仕留めた熊の解体のシーンでは悲鳴に近い歓声がありました。

映画が完成した1984年に私は小学校3年生でした。
もしかすると映画の中の女の子とは年齢がかなり近いのではないかと思います。
秋田県出身の私が小さかった頃の生活は確かにこういう感じで、
見覚えのあることや物がたくさん映っていました。
毎年祖父と一緒に冬の暖房用の薪を切り出しに数日山に入ったことは
良い思い出ですし、山菜採りには今も行っています。
さすがに「山菜休み」はありませんでしたが……。

EPSN0607.jpg


「僕はこれらのフィルムを懐かしんでみるという気はないのです」
講演会の終盤に姫田監督が言っていたこと。

ブックレット『日本の姿 育ちゆく純なるものへ ―映像民俗学の贈物―』など、
読ませていただいた数冊の中で、監督はこうも言われていました。
「人は他者の経験を学ぶことができる」

民映研の映画を観て懐かしさを感じるだけではなく、
そこに記録されている人々の生活から歴史を学び、
それを今ある問題や将来起こりうる何かに活かしてほしい、というメッセージ。

あるテレビ番組で100万年前の南極の氷の中に含まれる微生物を調べていると、
学者のたまごさんが言っていました。

「100万年前の気候などを調べると、これから先何が起こるのか、
 地球がどんな気候になるのかが予測できるのです」
科学の分野でも過去を学ぶことは大切なのですね。

話がそれました……

少々時間をオーバーするも大きな拍手につつまれながらすべての会が終了しました。
講演後半では熱心な2名の方が監督に質問してくださいました。
初めて民映研の作品をご覧になった方も多かったようで、
会の終了後もロビーで熱心に監督とお話をされているかたがたくさんおられました。
もっと観たい!まだまだ話したい!という方は
定期上映会アチック・フォーラムなどにご参加ください!

(津谷)



2件目は、『山人の話―ダムで沈んだ村「三面(みおもて)」を語り継ぐ』の
著者である伊藤憲秀さんからのコメントです。
伊藤さんは、三面に暮らした後、村上市に移住された小池善茂さんの話を
6年間に渡って聞き取り、その内容を記しました。


DSCF6321.jpg

越後奥三面の映画を新潟で拝見しました。
思えばこの映画を観たことが『山人の話』制作のきっかけとなりました。
初めて見たのは10年以上前のことですが、
そのときは、本作りは考えもしなかったことなので、
何が縁となるかは分からないと思いました。

 映画は、文字では伝えきれない情報が溢れています。
雪深い山々の姿、当時の生活の様子、吹雪や雷や湖を渡る船のエンジン音。
人の表情や歌声、話し声、猫の顔・・・。
その土地で、その時に流れていた時間を撮り、
20数年経った今も見ることができる映像のすごさを改めて感じました。

(伊藤憲秀)



(写真・津谷/文・白石)
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